2005年11月7日(月)晴れ
闘病生活85日目。
入院36日目。
<11月7日の採血結果>
白血球:1,600(標準:3,300~9,000)前回比 +100
ヘモグロビン:7.8(標準:13.5~17.5)前回比 +0.4
血小板:22,000(標準:140,000~340,000)前回比 +1,000
5時55分起床。
6:30
Mtさん、検温。
まず、口の中の粘膜をかきとってもらう。検査のため。
ぐっすり眠れましたか。
ええ、4階の時はエンビラがありましたから、さすがに1時間おきに目が覚めてましたけど、今は巡回に来られても全く気づきませんね。
あーエンビラはかなり音しますものね。ここも結構音するとは思うんですが。
エンビラに比べたら、静かで静かで。
クリーンにつくことが多いですが、100のレベルで、さらにきれいですから、耳垢とかたまらないんですよ。
クリーンに一度入ったら、一歩も出られないんですね。
ええそうです。でも若い方は一人で自由にしていられるので、ここを出たくない。2人部屋に行きたくないという人もいますね。
7:30
朝食。
シューマイがメイン。
朝食の前に検尿を2本。
朝食後に検便を2本。
だんだん慣れてきた。
8:20
Tk先生、採血に。
連日の採血だ。きょうはちょっと量が多め。カテーテルになると採血も楽になるとのこと。さて、あすのカテーテルが楽しみだ。
輸血は3時か4時ごろになるとのこと。
Tk先生にお住まいは? と聞いてみると近くだという。近いと何かと仕事をしやすいからと。患者さんのことが何があっても駆けつけられるしと。素晴らしいことだ。T病院の先生方は本当に皆さん尊敬すべき先生ばかりであることを日々思う。
本田美奈子さんがきのう亡くなったことをネットのニュースで知った。
オフィシャルサイトに載った訃報は以下に。
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ファンの皆様、報道者各位の方々へ
平成17年11月6日
本田美奈子.(本名:工藤美奈子)が急性骨髄白血病と宣告され、10ヵ月の闘病生活を送っていましたが、11月6日午前4時38分に永眠いたしましたことをご報告申し上げます。
平成17年1月12日に入院、3度の化学療法の治療と5月12日の造血管細胞移植(臍帯血移植)で7月30日に一時退院、7月31日に自宅で誕生日を迎え、とても幸せな日々でしたが8月24日の定期検診で骨髄移植を行い、8月31日の検査結果にて染色体に異常が発見され、9月7日に再び入院、検査結果で再発が判明、9月24日アメリカから到着した新薬の抗がん剤を投与し、結果が良好とのことで10月に2度の帰宅が出来、食欲も旺盛で本人は大変喜んでおりました。10月21日の骨髄検査で再び染色体の異常が発見され治療を開始、大変な時を過ごし、明日は治るという希望のもと勇気ある戦いをしていましたが残念なことに本日、急性骨髄白血病のため永眠いたしました。
本田美奈子.の生前、本当にいろいろなご支援ご協力をいただきましたことを深く感謝いたします。
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自分が退院した24日に骨髄検査をして、再発が分かったという。あまりに早い再発にどうして? との疑問がぬぐえない。再発というより、合併症による容態悪化が死の引き金になったに違いない。
10:30
Fkさんから激励のメールが届く。ありがたいことだ。こうした素晴らしい友人、先輩、後輩たちのためにも、必ずよくなって、元気な姿をみんなに見せてあげたいと思う。
12:00
昼食。
クリームシチューがメイン。
12:40
Fjさん。
バクタが腎機能にやや影響を与えているとの結果が出たらしく、薬を回収される。
となると、どうするのだろうか。
13:00
Tk先生が来られて、バクタ中止についての説明。
この薬を3週間飲み続けられる人はほとんどいないんですよ。
木曜日に吸入をしていただきますが、それで大丈夫だと思いますので。心配なさらないで下さい。
わかりました。
妻からのメールによると、本田美奈子はJ医大に入院していたらしい。2003年の臍帯血移植は2。全くやっていないわけではないし、可能性はある。
今後の予定。
10日 ベナンバックス吸入
11か14日 散髪
15日 16:30 TBI見学
バクタをやめた代わりに、ベナンバックスの吸入をすることになったわけだ。何事も経験。やってみようじゃないですか。
16:20
Tk先生、点滴の用意で来られる。
左腕に針を刺す。
うまくいかなかったようで、もう一度。
Fjさんが点滴台をもってきて、ビニールパックに黄色い血小板をセット。濃縮血小板。
パイプをつないでスタート。2時間ほどかかるそうだ。
生涯初の点滴&輸血体験。
入っている。という感覚はない。かゆみが出るかもしれないといわれたが、それも感じない。
点滴のジョイント部分を見ると、血小板の粉のようなものが、雫が落ちるたびに、ふわっといった形で舞うのがよく見える。
16:55
Ysさん、明日の予定をもってきてくれる。
CVカテーテル挿入は14時とのこと。
その後、レントゲンを撮りに2Fへ。
血小板、半分くらいは入っただろうか。なかなか早いのでは。
17:30
Tm先生来られる。妻と3人で、今後のことについて話し合う。内容な前回の話とほぼ同様のもの。妻も納得していた。これで、万全の体制でいよいよ移植に入っていける。覚悟、ハラは決まった。どんといこうや、だ。
18:00
輸血終了。
最後、血が若干逆流していたが、そういうものなのだろう。
18:45
会談終了。
20:00
いつものような静けさが戻った。
Tm先生はいい。自分が重い病気にかかっていることをしっかり認識させてくれるからだ。重い病気と自分は闘うのだとの認識に立てた方が、自分としても当然ながら、力が出る。「強敵を伏して力士を知る」の御文通りである。
今、表に出ていないというだけで、自分はかなり重篤な状況なのだということをしっかりとわかっていなければいけないのだ。
きょうもTm先生は言われた。移植をしなければ、来年の春まで持たないかもしれないと。どこかで必ず感染症を起こし、熱を出す。合併症を起こす。出血する、頭に出るかもしれない。そうしたら、アウトであると。きのう亡くなった本田美奈子さんのように。
侮ってはいけないのだ。病気という悪の存在を。そのことを教えてくれたと思う。そして、悪との闘いはなまじのものではない、ということも。自分はどうしても、まだ考えが甘い。放っておけば死ぬとは夢にも思っていない。これがだめなのだ。そうじゃない。自分の命は春まで持たないが大前提で考えていかなければならない。
その意味で、きょうの本田美奈子さん逝去のショックは少なからずある。大きな衝撃を与えた。
21:00
東の方にお台場の観覧車のイルミネーションが見えた。知らなかった。Tgさんに聞くと、ディズニーランドの花火が8時40分から見えるとのこと。
東京の名所を一つに集めたような場所だ。