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がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム アーカイブ

2007年04月09日

がんサバイバーとして生きるために

社会復帰に向けたリハビリ等に関するアドバイスをいただくなどお世話になっているS大学のT先生が取り組まれている「がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム」がウェブで公開されている。

同プログラムのサイトによると、「がんと診断され治療を受けながらご家庭で生活している人、または治療をすでに終えた人を【がんサバイバー】」というのだそうだ。

この定義からすると、まさに私はがんサバイバーということになる。

これからがんサバイバーとして生きていくために、私の場合、まずは職場復帰を果たさなければならない、という課題があるのだが、病気の体験も初めてなら、治療(移植)ももちろん初めて。このような初めて尽くしの状況で、どうすれば職場へのソフトランディングを果たせるかは、正直、ブラックホールに突き進んでいくような感覚がある。

その意味で、詳細な研究と科学的根拠に基づいた、がんサバイバーのための身体回復プログラムは、とてもありがたい。

私と同様な思いをしている人は多いはずだ。やみくもな運動は、かえって体を壊す結果も招きかねない。

このプログラムの存在を多くのがんサバイバーの人たちに知らせていくことにしよう。

2007年05月13日

がんサバイバープログラム(1)定義について

2007年5月13日(日)曇り

闘病生活637日目。
臍帯血移植535日目。

二度の肺炎による入院を乗り越え、家に帰ってくることができた。

感染症対策やGVHDなどさまざまな課題はあるが、今後、最も強い意識をもって臨みたいのは、やはり社会(職場)復帰に向けた体力回復への取り組みである。

前回退院した4月9日の日記に、その意気込みがつづられている。しかし、残念ながら、その3日後、再入院してしまったので、その意気込みは反故になってしまった。
それから1か月。肺炎も完治し、むくみ対策などもこの入院中に立てることができたので、いよいよ待望の体力回復プログラムの実践である。

4月9日にも記したように、基本的に聖路加看護大学の研究チームによるがんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラムを参考に取り組んでいきたいと考えている。

“がんサバイバー”というネーミングは、あまり聞きなれない。実際、私もこのプログラムにおいて初めて認識したネーミングである。しかし、言い得て妙というか、がんとの闘いに勝ち、生き残りし者という表現は、自ら経験をしただけに説得力がある。第一、かっこいいではないか。
私は、これから社会に復帰していきたいと考えているが、この“がんサバイバー”という呼称を積極的に使用していきたいと思うし、同病の仲間にも定着させていきたいと考えている。
ということで、ますは、“がんサバイバー”の定義について。


がんサバイバーってなに?

がんと診断され治療を受けながらご家庭で生活している人、または治療をすでに終えた人を【がんサバイバー】といいます。がんの種類や部位は問いません。つまり胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、白血病などすべてのがんを含んでいます。

※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

がんサバイバープログラム(2)運動の目的

まず、重要なことは、プログラムの内容をじっくりと読み込むことだろう。
健康な時、あまりに普通にしていた、できていたことが今はできない。
となると、当然、できないなりの方法が必要となる。
ここは全くの転載となるが、同プログラムをしっかりと確認する意味で、下記に示す。

運動の目的

がんサバイバーにとって運動すること、身体を動かすことの目的は

がん治療後できるだけ早い時期に体力が回復できることを願って

がんの治療は、手術療法、(抗がん剤を使用する)化学療法、放射線療法などがありますが、これらの中には肉体的にも精神的にも疲れきってしまうような厳しいものが多数あります。これは【健康な正常細胞】が非常にしぶとい【がん細胞】と闘って、正常細胞が勝ち残っていけるようにする治療だからです。
がんサバイバーの方々ができるだけ早く、「今までの生活」に戻って、ご自分らしさを取り戻せるように、私たちはサバイバーの方々の身体と心の健康が回復することを応援したいと思っています。

※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載


私は移植のために、化学療法、放射線治療を経験した。ブログにもあるように、かなりつらい、苦しいものだった。そして移植後の急性、慢性GVHDに悩まされてきた。
体力という点だけで言えば、移植から535日が経った今でも、自分の感触では健康だったころの20%ないし30%というところである。
「今までの生活」と「自分らしさ」を取り戻すために、このプログラムを大いに活用したい。


2007年05月14日

がんサバイバープログラム(3)からだ、心、脳の機能への影響

2007年5月14日(月)晴れ

闘病生活638日目。
臍帯血移植536日目。

8時起床。
体調はいい。前回は退院後3日で再入院。今回はそうはさせない。

きょうは午後、日常ブログを書いたりするくらいで特記事項がない。よって、前回に続いて、聖路加看護大学HP<がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>を読み込み、リハビリ実践に向けての準備としたい。
 
 


運動の効果

からだ、心、脳の機能への影響

激しい運動や長時間の運動をしなくても、比較的短い時間に、簡単でからだにとって辛くない運動によって、気分は変わってきます。気分がより快適になり、すっきりと目覚めているけれど、イライラしていない状態になります。そして自分の体調を自分の意思や力でよい方向に変えていけることは、何より自分自身への自信につながるという効果があります。

運動によって心臓や呼吸機能が改善します。動いたことによって、脈や呼吸が速くなり「苦しい」「辛い」という感覚が起こりますが、定期的に運動を続けることによって心臓や呼吸の機能が高まり、「辛い」という状態になりにくくなります。また運動のために使う体の中に蓄えたエネルギーの使い方が効率的になるので、疲れにくくなります。これによって、疲れにくいからだになり、日常の生活に必要な動作を休まずに続けて行うことができるようになります。さらに免疫の機能が改善され、感染しにくくなり、がん細胞の増殖を防ぐという効果もあります。

運動することは「身体」を使うだけでなく、脳全体のさまざまな機能を使うことになります。集中力を高め、反射的な反応や平衡感覚などのさまざまな機能を用いるため、がんサバイバーにとって重要なリハビリテーションとなります。さらに定期的に行うことは日常生活に一定のリズムを作ることになります。また屋外で運動すること、仲間とともに運動をすることは季節や気候の変化を感じたり、他の人からの刺激を受けて外に出て行く機会を自然と増やすきっかけとなります。

心の機能への効果としては、気分の落ち込み、不安感、イラ立ちやあせりなどの不快な気分を和らげます。さらにぐっすりと快適な睡眠がとれるようになり、疲れがあっても、翌日に持ち越されないようになります。
※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

 
 
 
私のように病気をした人間にとって運動がいかに大切かが上の文章をよく読んで理解できる。
私の場合、現在、ステロイドを一日8ミリグラム、免疫抑制剤を25ミリ、50ミリを一日おきに服用している。このおかげで抵抗力は人に比べて低い。
免疫を抑制しなければならない理由は、私の体に入れられた臍帯血内の造血幹細胞が、自分の体を攻撃しないようにするため。
ここが、私に体力回復への取り組みを容易にさせないネックとなっている。しかし、いつまでも抵抗力の低さを理由に、運動ができない、人との接触をもてないとばかりは言っていられない。
心と体を調和させ、適切な運動をする機会を増やすことによって、心身の好循環のパターンに持ち込めるように努力することが大事だろう。

2007年05月15日

がんサバイバープログラム(4)疲れやすさとの関係

2007年5月15日(火)雨のち晴れ

闘病生活639日目。
臍帯血移植537日目。

11時半起床。

疲れからか、早くは起きれなかった。


ということで、今回は疲れやすさについて。

がんサバイバーと疲れやすさとの関係

サバイバーの方の多くは、治療によって引き起こされる『疲れやすさ』を体験しています。これは治療後も長びく不快な症状です。そして治療後のほとんどの方が体験されています。
疲れやすさの原因は、貧血、治療による吐き気や食欲不振とこれに伴う体重減少、睡眠障害(不眠、熟睡感がない、長時間の昼寝などによる寝すぎ)、痛み、発熱、感染、心理的なストレス、がん細胞によるエネルギー消費などがあげられます。
サバイバーの方に起こる疲れやすさは、健康な時のように、たくさん動いた後に起こるというよりは、むしろあまり動かないことによってさらに疲れやすさが強まってしまうことが特徴です。動かないことによって疲れやすくなり、これによってさらに動かないという悪循環は、サバイバーの方々の活動性を低下させてしまい、これまでの健康な時の生活スタイルになかなか戻れない1つの原因になっています。
さらにがんという診断や治療は日常生活のさまざまな面で心理的なストレスを体験します。このために、自分自身の生活を自分がコントロール(管理、調整)しているという感覚を失いやすくなります。生活をコントロールしている感覚を失うことも今までの生活に戻る時期を遅らせてしまう原因になります。

※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載


この疲れやすさは、私どもがんサバイバーにとって大きな課題だと思う。私自身、昨年の退院以来、悩みの種となってきた。
とりわけ、プログラムが指摘しているように、動かないことが疲れやすさを助長するという悪循環にはまってしまい、なかなか抜け出せないことだ。
私の場合、以下のような経過をたどった。

第1期
2006年3月~6月
長期にわたった入院から解放感も手伝い、積極的に外に出る努力をした。外食、図書館など毎日のように出かけた。
しかし、6月中旬ごろから、むくみがひどくなり、左足甲に水泡ができたことから、外出等は控えなければならなくなった。

第2期
2006年7月~11月
外出ができないので、自宅の廊下を積極的に歩いた。しかし、むくみはなかなかひかず、疲れを増長させる結果を招いた。

第3期
2006年12月~07年3月
気温が低くなり、頻繁に風邪をひいた。体力回復については何もできない状態となった。風邪は肺炎を引き起こし、2か月間の入院を強いられた。

以上のように疲れやすさに限らず、むくみや環境の変化(寒さ)がもたらす体への影響は、健康な時とは比べ物にならない触れ幅を生ずる。
気持ちに体が付いていかないという問題も大きい。
私の場合、比較的楽天的性格なので、鬱の状態に陥るようなことはないが、きっちりした性格の人であれば、思うに任せない状況に落ち込むようなこともあるだろう。
同じ病気と闘っている方のブログを見させていただくことがあるが、中には、気持ちが後ろを向いてしまっている場合がある。同情せざるをえない。

頑張ろうと思うと、それをさえぎろうとする何かが起こる。それは必然なのか、偶然なのかは分からない。しかし、何らかの体から発するサインであることに違いはないだろう。
このサインを見逃すことなく、頑張りすぎず頑張ること(よく言われることだが)がやはり必要のようだ。

明日は天気がよければ、小金井公園に行き、散歩をする予定。

2007年05月18日

がんサバイバープログラム(5)安全な運動のために

2007年5月18日(金)晴れ

闘病生活642日目。
臍帯血移植540日目。

8時起床。

朝食。
あまりにもプレーンなパンがおいしそうに焼けたので、久しぶりにそのまま食べてみた。おいしかった。まさにチビクロサンボ虎製バターの味だった。
勢いでパンを2枚食べる。

図書館行きはきょうは取りやめ。いまひとつ、体の疲れが抜けない。無理はしないことにした。

日常ブログ、インド紀行(25)山手線方式、大いに受ける をアップ。

ということで、きょうはがんサバイバープログラムをひもとくのみ。



安全な運動のために

安全に運動を続けるために必ず守ってほしいこと

サバイバーの方の体力の回復には、治療の内容、がんの部位や大きさ、合併症の状況、病気になる前の体力や運動習慣などによってさまざまな段階があります。それぞれの状況に応じて、無理のないように焦らずに行いましょう。他の人と比べたり競ったりしないで、無理しないことが一番の効果をもたらします。


以下のような場合は運動を行ってもよいか主治医に必ず相談しましょう。
現在、心不全などで治療を受けていて日常の活動量や運動量に制限のある場合。
ドレーンが入っている、あるいは(手術などで縫った部分の)抜糸をしていない場合。
抗がん剤の治療の当日。
骨にがん組織の転移がある、あるいは骨が弱くなっていると指摘されている場合。
血小板数が少ない(50,000個/mm3未満)、出血しやすく、止血しにくい場合。
白血球が少ない(2,000個/mm3未満)場合。
心臓や腎臓の機能が低下していて、むくみやすい場合。
吐き気や嘔吐、下痢などが1日以上続いて、体内の水分が不足している場合。
血圧が高い(140/90mmHgより高い)場合。
感染症状がある。発熱、発赤、痛みなどをもつ場所が身体にある場合。

体力レベルを自己診断してみましょう。
あなたのここ1-2週間の日常生活の様子を思い起こしてください。日常の活動状況から体力レベルを以下の項目でチェックしてみましょう。ご自分の今のレベルはレベル1~4にあげたそれぞれの項目のどれに該当しますか?

<レベル1>
・通院など必要な用事以外はめったに家から外に出ていない。
・自分の身の回り以外のことはすべて家事を家族に任せている。
・家事は行っているが、休み休み行う。続けていくつもの家事をこなすのは辛い。このために多くの家事は家族などに分担してもらっている。

<レベル2>
・家事は大体自分で行う。
・家族などと買い物などに外出することが週に数回はあるが、買い物の重い荷物を持って歩くことはまだできない。
・健康な人と同じペースで外出すると、疲れを感じて途中で休むことがある。
・前の日にたくさん動く(歩く)と、翌日以降に疲れを持ち越してしまい、横になりたくなる。

<レベル3>
・1日1回は買い物、家族の送り迎え、散歩など自宅の外に出て、20-30分歩く機会がある。
・30分程度歩いて帰宅しても、翌日に持ち越すような疲れは特に感じない。
・買い物の荷物を持って歩くことができる。

<レベル4>
・毎日通勤、通学をして時間に迫られた活動している。残業なども普通の人と同様にこなしている。
・病気になる前と同様に家事や子育て、そのほかボランティア活動などに参加し、週間や月間スケジュールなどにあわせて活動している。
・平日は仕事や家事を普通の人と同様にこなし、休日は余暇(趣味、旅行や遠出、スポーツなど)を楽しむことができる。

このホームページでご紹介する運動プログラムでは、主にレベル1~3の方を対象にしています。それぞれのレベルに応じて運動内容をご紹介しています。

レベル4の方は一般の健康な人と同様な体力があります。あなたの今の健康状態が『安全な運動の為に』の項目に該当していなければ、スポーツ施設やスポーツクラブなどを活用して、さらに体力のレベルアップをめざすことができます。

※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

2007年05月21日

がんサバイバープログラム(6)体調チェック

2007年5月21日(月)晴れ

闘病生活645日目。
臍帯血移植543日目。

8時起床。

きょうも病気関連の特記事項はなし。

昼間、昼寝こそしたが、一日、快調であった。

ホームページリンクを追加。

日常ブログ、インド紀行(28=編集中記)結局、土産はどうなったのか をアップ(3か月の船旅でやってきたお土産が手元に着いた時の模様)。

いつものようにがんサバイバープログラムより。

運動を始める前に

運動を始める前に自分の体調をチェックしましょう。

以下のような症状はありませんか?あてはまる項目がある場合は運動を休んで下さい。体調が回復し症状が落ち着いてから運動するようにしましょう。

寝不足である
二日酔いである。
精神的に非常に緊張している。
とても空腹である。
下痢をしている。
からだがいつもよりとてもだるい感じがする。
発熱(おおよそ37.5度以上)している。
頭痛がする。またはその他の部位に痛みがある。
風邪のような症状がある。
安静時に「脈が乱れた感じがする」、または脈拍数が通常より20回/分多い。動悸がする。
めまいがする。ふらつく感じがする。
吐き気がする。
とてものどが渇く。
足がむくんでいる。
顔がはれぼったい。
足に靴ずれや傷がある。
血圧が高い(140/90mmHgより高い)。

※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

2007年05月22日

がんサバイバープログラム(7)運動の注意ポイント

運動中、終了時の体調をチェックしましょう

以下のような症状が運動中に起こった場合は、ただちに運動を中止し、主治医に相談しましょう。また運動終了後に起こった場合も同様に、主治医に相談しましょう。

めまいがする。
吐き気がする。
横腹が痛む。
胸が押し付けられるような感じ、あるいはかきまわされるように苦しくなる。
胸の痛みが運動ともに強くなる。
頭痛がする。
冷や汗をかく。
ふるえが起こる。
動き方がぎこちなくなる。運動のフォームが非常に不安定になる。
顔色が蒼白くなる。
唇の色が紫色になる。


膝の痛み、腰の痛み、足首など間接の痛みについて

運動後に痛みが起こった場合は、まず冷たいタオル、湿布などで冷やします。その後、入浴などをしてあたためます。
痛みがあるときは運動をお休みしましょう。
痛みが起こった原因として以下のようなことはないでしょうか?
ウオーミングアップやクールダウンを十分に行いましたか?
急に運動時間を長くしたり激しくしたりしていませんか?
日々の生活の中で運動量が増えたり、関節に負担がかかるようなことはありませんでしたか?
しばらく運動を休んでも痛みが続いたり強くなる場合は主治医の診察をうけましょう。
治療の影響などで「骨が弱くなっている」といわれている方は、是非、診察を受けましょう。


運動をし過ぎていないかをチェックしましょう

以下のような症状が運動後に起こっている場合は運動量が多すぎるサインです。適切な運動量となるよう、次回の運動時はもう一度、再確認しましょう。
運動を中止して10分以上経過しても脈拍数が100回/分を超えている。
運動を中止して10分以上経過しても息切れが続いている。
運動した日は寝つきが悪い。
運動をした翌朝、すっきりと目覚めることができない。


※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

2007年05月25日

がんサバイバープログラム(8)おすすめの運動方法

運動を定期的に行って長続きさせるために

毎日手軽に行えるような運動がよいでしょう。これには特別な施設がなくても実施できるものであり、運動することが楽しめるようなものがよいでしょう。「運動すると気分がよくなる、明日もまたやりたい」という気持ちになれることが大切です。
ご家族、お友達などと気の合う誰かと一緒に行う運動も楽しく、長続きすることにつながります。また運動を始めたばかりの頃は誰かと一緒の方が安心ですね。


効果的な運動について:おすすめの運動の種類

ここでご紹介する運動には大きく2つの目的があります。
生活の中で休まずに動作を続けても疲れにくい基本的な体力をつくるための運動
→ウォーキングなど
筋力をつけるための運動
→チューブトレーニング(ゴムバンドを使用しその張力を利用して筋力を鍛える運動)

運動を行う効果的な頻度について

運動の頻度は、あなたの生活のペースに合わせ、無理のない範囲でまず考えてみましょう。
ウォーキングは週に3-5日を目標に、チューブトレーニングは週に3日を目標に開始しましょう。そして身体が慣れてきたら頻度や1回の時間を長くしていきましょう。


※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

2007年05月31日

がんサバイバープログラム(9)チューブトレーニング

チューブトレーニング

筋力を鍛えるための運動:チューブトレーニング

チューブトレーニングとは弾力性のあるゴムバンドを使用し、ゴムの伸び縮みによる張力を利用して、筋力をきたえるトレーニングです。
チューブの長さを長くしたり、あるいは短くして持つことで張力(抵抗力)を加減することができ、体力のレベルにあわせて運動量(負荷)を変化させることができます。
チューブを「引きあげる」「元に戻す」の繰り返しで、筋肉を鍛えます。
チューブがあれば、いつでもどこでも行うことができます。自宅でも、公園など屋外に持参しても、どこでも、一人で行うことができる運動です。
筋力トレーニングによって筋力アップすることで、関節の動きや姿勢がよくなり、けがをしにくくなります。

チューブトレーニングを始めるにあたって:チューブの準備

チューブはスポーツ用品店、薬局などで購入できます。またインターネットで購入することもできます。
http://www.mutoh-ent.co.jp/catalog/pdf/TrainingGuide.pdf
持ち手がついたタイプ、持ち手のないタイプ、張力の強さが数段階(チューブの色で区別)になっています。
価格は1個1,000~2,000円程度です。

効果的にチューブトレーニングを行うために

筋力によってチューブの長さを調節します。短く持つと負荷(ゴムの張力)は強くなり、長く持てば負荷は弱くなります。
ご自分の体力や筋力によって、チューブを手に巻きつける長さを調節して、負荷を調節しましょう。

それぞれの運動の動きにあわせて、6~8秒で1往復する速さで行ないましょう。
1つの運動の種類につき、5往復程度から始め、少しずつ往復回数を増やしていき、20往復できるようになることが目標です。これを1セットとします。
1日につき、2~3セット行なうことが目標ですが、その日の体調に合わせて、往復回数やゴムの張力(負荷)」を調節して行いましょう。
運動記録をつけましょう。

安全にチューブトレーニングを行うために

週に3日が目標です。弱い張力(負荷)であれば、毎日行っても構いません。激しい筋肉の痛みがある場合はトレーニングを控えましょう。
チューブトレーニング中は呼吸を止めないで下さい。チューブを引く時に力んで呼吸を止める(息をこらえてしまう)ことがありますが、こうすると苦しくて繰り返して行うことができません。また血圧が上昇してしまうことになり、危険です。呼吸に意識しながら行いましょう。
安全に運動をおこなうために、『安全な運動を続けるために必ず守ってほしいこと』『体調チェック』『運動の注意ポイント』をよく読みましょう。

※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

がんサバイバープログラム(10)チューブトレーニングを実践

がんサバイバープログラム(10)チューブトレーニングを実践

外に出て歩かなければならないウォーキングは、天候などにも左右されるため、なかなか実践に移すことができない。
そこで室内でも気軽にできそうなチューブトレーニングから実践してみることにした。

チューブは入手できている。チューブは5タイプあり、私が持っているのは、緑色でもっともチューブの弾力が弱いタイプ。

プログラムによると、最初はチューブを長く持ち、緩い張力でやってみることを勧めている。

さっそく、太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えるメニューから。

まず、椅子に腰掛け、足の裏にチューブをひっかける。

腕を動かさないように固定し、6~8秒かけて、「膝を伸ばす、曲げる」を繰り返す。

実際にやってみた。

そのままの長さでやってみると、あまりに張力が弱く、運動になりそうにないので、両手とも、チューブを一巻きずつさせて、チューブの張力をアップ。

これで、5往復を試してみる。

なかなかいい感じである。

太もも、足裏、つま先に適度な力が加わる感じがある。

また、腕で固定しているため、腕にも適度な負荷がかかってくる。

終了して20分ほど経ったが、脚全体がややほてった感じが残り、運動したという心地よさを感じることができる。

これはいいかもしれない。

きょうは初日なので、これでやめておくが、継続していけば、それなりの筋力アップ、体力回復につながるかもしれないと実感できる。

週3日にしましょうということなので、基本的に1日おきを目標に、これからえもチューブトレーニング、取り組んでいくことにしよう。

告知:「がんサバイバーのための運動プログラムの開発に向けて」ワークショップ開催

今、私が取り組んでいる「がんサバイバーのための運動プログラム」についてのワークショップが、東京都中央区にある聖路加看護大学で行われます。

興味のある方はご応募を。

私は行きたいけど、6月30日の段階だと、遠出は微妙。まだ難しいかもしれない。

詳細はこちら↓
http://www.kango-net.jp/event/survivor_ws/index.html

以下、ワークショップに関する告知文です。

 がんの治療中あるいは治療後にある方々を「がんサバイバー」とよびます。この方々ができるだけ早く「今までの生活」に戻り、自分らしさを取り戻せるような「からだ」と「こころ」の健康への回復に向けて一緒に考えてみませんか。私たちのプロジェクトでは、運動によるがんサバイバーの健康生成をめざしています。  今回のワークショップでは、既に米国でがんサバイバーを対象に、多施設にわたって運動プログラムを展開している Victoria Mock(ヴィクトリア モック)先生をお招きしました。この機会に是非、わが国にあったプログラム開発への示唆を得たいと思っています。産業技術総合研究所 特別研究員の紙上敬太(かみじょう けいた)先生には、身体運動と脳機能の関連について講演していただきます。また本学のプロジェクト「がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラムの開発」について報告いたします。  医療関係者、医療・体育学領域の学生の方、運動・フィットネスに従事する方、がん患者様やそのご家族の方など、このテーマに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。 皆様のご参加をお待ちしています。

日時:2007年6月30日(土曜日)10:00~16:00
会場:聖路加看護大学 3階 301教室 (同時通訳あり)
(東京都中央区明石町10-1)
定員:70名(先着)

対象医療関係者:
医療・体育学領域の学生の方
運動・フィットネス関連に従事する方
がん患者様やそのご家族の方
その他、このテーマに関心のある方ならどなたでも

参加費:
無料
下記にFAXでお申し込み下さい お申し込み・問い合わせ先参加申込み用紙に必要事項(お名前、連絡先、所属)を記入の上、
下記までFAXでお申込みください。
締め切りは、6月21日(木)(先着順70名)。
定員を超えた場合には、ご連絡いたします。

聖路加看護大学21世紀COEプログラム事務局(担当:高橋)
FAX:03-6226-6379 

主催聖路加看護大学21世紀COEプログラム
日本型がん看護「がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラムの開発」プロジェクト
(リーダー:外崎 明子)
ホームページ http://www.kango-net.jp/project/03/index.html

2007年06月02日

がんサバイバープログラム(11)チューブトレーニング

太もも筋肉(大腿四頭筋)

大腿四頭筋(太ももの前面の大きな筋肉)を鍛えます。長く歩くことができるように歩くために大切な筋肉を鍛えます。
椅子に腰かけて行うレッグプレス

チューブの両端(ハンドルのあるものはハンドル部分)をしっかり握ります。

膝を曲げ、片方の脚の足裏(土踏まずのあたり)にチューブをひっかけます。この時、つま先は天井に向けたままにしてください。

腕は動かさないように固定し、6~8秒かけて、「膝を伸ばす、曲げる」を繰り返します。

すねの前側の筋肉

前脛骨(ぜんけいこつ)筋を鍛えましょう。すねの前側(弁慶の泣き所)の筋肉で、つま先を引き上げる筋肉です。
歩行中に転んだり、つまずいてしまうのは、足先を地面や段差に引っかけてしまうことが原因の1つと考えられます。この筋肉(すねの前側の筋肉)を鍛えることで足先を引き上げる筋力がつき、安定した歩行ができるようになります。

椅子あるいは床に座って行う つま先引き上げ運動

チューブを椅子やベッドの脚など動かないものに結びます。または床に座って、柱にチューブを結ぶ、あるいは、パートナーにチューブを持ってもらう方法もあります。

チューブを片方の足のつま先にかけます。細いチューブの場合は二重に巻くとよいでしょう。

反対側の足は姿勢が安定するように、軽く膝を曲げ、上半身を支えます。

抵抗に逆らうように、つま先を手前に引き上げる、戻す、この動作を6~8秒かけて繰り返します。


※聖路加看護大学HP
がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム>より転載

About がんサバイバーの身体活力の回復をめざすプログラム

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