5月7日に放送されたNHKの番組「復活した"脳の力"~テイラー博士からのメッセージ~」を興味深く見ました。
女性脳科学者として活躍していたアメリカ在住のジル・ボルティ・テイラー博士が37歳の時、脳卒中に倒れます。
脳の左側に損傷を負ったジルさんは言葉、記憶、思考の多くを失うことになりました。しかし、8年間に及ぶ懸命のリハビリによって、記憶の一部などを除き、失った機能の大部分を復活させたといいいます。
インタビューに答えるジルさんの言葉には一切のよどみ、思考の混乱などは見られず、この人がかつて脳卒中で倒れた経験があるとはにわかに信じがたいほどです。
ジルさんは闘病体験を本にまとめ、アメリカでベストセラーになっているそうですが、講演やサイン会に積極的に出向いては、同じ病気に苦しむ人を抱きしめ懸命に激励するのです。
その真摯で、ある意味、崇高とも思える姿には、胸打たれるものがありました。
ジルさんは病気になって、それまでに感じたことのなかった感覚"涅槃"というものを実感したと語っています。
ジルさんのいう涅槃とは、言葉にしようのない幸福感なのだそうです。
事実、頭に傷跡の生々しいジルさんの手術直後の写真はいずれも微笑みをたたえているのです。それこそ悟りきったような......。
病気の種類こそ、全く違いますが、死に及ぶような病気を経験した私としては、ジルさんほどの境地には到底、至っていないわけですが、それでも、その一分の感覚が理解できるような気がします。
病気以前には味わうことのできなかった言い知れぬ生の喜びと幸福感です。
病気をして幸福など、心配して支えてくれている家族や友人にとっては、不謹慎に聞こえる物言いかもしれません。おそらくそうでしょう。
ですが、実際に経験した者としては、不思議な生の喜びが自己と自己の周囲に満ち満ちているように感じてならないのです。
その意味で、その生をつないでくれたすべての皆さんに、深い感謝の念を抱かざるを得ないのです。
私はジルさんのような具体的な恩返しがまだできていませんが、彼女も8年かけてがんばったのですから、私もまずは5年目の来年を何とか乗り越え、いつか恩返しの活動ができることを目標に生きていこうと思います。
ちなみにジルさんの本は「奇跡の脳」(新潮社)として邦訳が出版されています。
女性脳科学者として活躍していたアメリカ在住のジル・ボルティ・テイラー博士が37歳の時、脳卒中に倒れます。
脳の左側に損傷を負ったジルさんは言葉、記憶、思考の多くを失うことになりました。しかし、8年間に及ぶ懸命のリハビリによって、記憶の一部などを除き、失った機能の大部分を復活させたといいいます。
インタビューに答えるジルさんの言葉には一切のよどみ、思考の混乱などは見られず、この人がかつて脳卒中で倒れた経験があるとはにわかに信じがたいほどです。
ジルさんは闘病体験を本にまとめ、アメリカでベストセラーになっているそうですが、講演やサイン会に積極的に出向いては、同じ病気に苦しむ人を抱きしめ懸命に激励するのです。
その真摯で、ある意味、崇高とも思える姿には、胸打たれるものがありました。
ジルさんは病気になって、それまでに感じたことのなかった感覚"涅槃"というものを実感したと語っています。
ジルさんのいう涅槃とは、言葉にしようのない幸福感なのだそうです。
事実、頭に傷跡の生々しいジルさんの手術直後の写真はいずれも微笑みをたたえているのです。それこそ悟りきったような......。
病気の種類こそ、全く違いますが、死に及ぶような病気を経験した私としては、ジルさんほどの境地には到底、至っていないわけですが、それでも、その一分の感覚が理解できるような気がします。
病気以前には味わうことのできなかった言い知れぬ生の喜びと幸福感です。
病気をして幸福など、心配して支えてくれている家族や友人にとっては、不謹慎に聞こえる物言いかもしれません。おそらくそうでしょう。
ですが、実際に経験した者としては、不思議な生の喜びが自己と自己の周囲に満ち満ちているように感じてならないのです。
その意味で、その生をつないでくれたすべての皆さんに、深い感謝の念を抱かざるを得ないのです。
私はジルさんのような具体的な恩返しがまだできていませんが、彼女も8年かけてがんばったのですから、私もまずは5年目の来年を何とか乗り越え、いつか恩返しの活動ができることを目標に生きていこうと思います。
ちなみにジルさんの本は「奇跡の脳」(新潮社)として邦訳が出版されています。
